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【初心者必読】精油のいろは④ カラダにいいの?

更新日:2021年8月9日

みなさまこんにちは、カモミラナチュレ セラピストの静佳です。

これからアロマをはじめたいという方向けの記事を過去3つ投稿してきました。フィルター機能を使ってぜひシリーズ通して読んでみて下さいね。(アロマ初心者の方へ)

本日は4つ目『アロマがどうカラダにアプローチするのか』です!これはアロマ初心者様に限らず、全ての方にお読みいただきたい!!ただ単にいい香りがするだけじゃないんですよ、アロマセラピーは。アロマセラピーの魅力、特に全身トリートメントの価値が理解してもらえる内容にしていますので、アロマトリートメント気になっている方はぜひ読んで下さい。

まずカラダがどのように香りを感知し、結果どうカラダが変化するかについてです。


香り(以下、芳香分子)は鼻へ入ります。鼻の奥にある“嗅上皮”という粘膜を通ります。その先にある嗅細胞の先端、“嗅毛”という器官に受容(受け入れられる)されます。すると“ぴぴぴっ”と電気信号が大脳辺縁系に届き、香りの情報(いい香りだな、嫌な匂いだ等)が視床下部や下垂体に届きます。その結果、視床下部や下垂体がコントロールしているホルモンの分泌や自律神経の働きに作用します。

…難しいですよね、平たく言うと、“鼻から入った香り成分は脳で認知され、それによってホルモンバランスや自律神経が変化する”と思って下さい。

大切なのは“大脳辺縁系から視床下部や下垂体に届く”という部分。私たちの脳はいくつかに分類することができます。“大脳辺縁系”は本能や感情を支配する部分です。その後香りの情報は “視床下部や下垂体”に届けられます。ここは体温調整やホルモンバランス、自律神経を調整するところ、生命維持に関わる機能の中枢です。つまり香りは、私たちが生きるために重要な制御部分に作用し、私たちの感情にまで影響を与えると考えられています。

いかがでしょうか。カラダが香りを認知し結果どんな反応が起こるか、イメージしていただけましたか?

『鼻から芳香成分が入った場合』に注目してお話しをしてきました。実は鼻以外からも芳香成分は、私たちのカラダに入っていきます。皮膚から吸収されるルートです。


精油は非常に小さな分子構造をしているため、皮膚の表面の皮脂膜や表皮を通過します。そうして皮膚から入った分子は皮下組織を走っている毛細血管にのり、全身を巡り組織や器官に運ばれます。


アロマトリートメントが一番贅沢に香りのパワーを取り入れられるという理由はここにあります。鼻からも皮膚からも、全てのルートからカラダに入ってくるのがアロマトリートメントの嬉しいポイントです。さらにタッチケアでリラクゼーションの相乗効果を生み出します。アロマトリートメントのパワーです。

また植物から採れる精油によって期待できる作用は様々です。例えばラベンダー(Lavandula angustifolia)血圧降下作用、抗炎症作用、抗感染作用、抗菌作用…。お薬と違い、穏やかに広範囲にアプローチするのがアロマセラピーです。

体質によって相性の良い精油があればそうでない精油もあり、組み合わせを考えると無限のパターンがあります。とっても奥深いアロマセラピーの世界、感じていただけましたでしょうか。



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