ベビーマッサージのチカラ


私は、自分自身の妊娠をきっかけに、大人へのトリートメントではなく、赤ちゃんに対してのトリートメント、いわゆるベビマ(ベビーマッサージ)について考えるようになりました。


アロマトリートメントは、ストレスケアやコントロール、身体と心のメンテナンスとして捉えていたので、赤ちゃんに対してトリートメントが大切だと意識したことはありませんでした。


もちろん今ではベビーへのトリートメントのメリットをしっかり感じています。(今でも2歳になる我が子にベビマをしています)トリートメント自体が大人にとっても赤ちゃん・子供にとっても欠かせないものと捉えて欲しくて、何回かに分けてプレママ・パパさんや子育てママ・パパさんへ向けて書いていきます。


週に1日、御影のカフェで今もベビーマッサージ教室を開催していますが、質問です!「ベビーマッサージ」に何を期待して受けられていますか?

「特に何も考えてないけど子供にとってよさそうだから」「気持ちよさそうだから」というお母さんが多いかもしれません。その直感、大正解です♡


それにはしっかり理由があります。今日はベビーマッサージの歴史からベビマが育む心の平和についてのお話です。



日本では遡ること江戸時代。すでに日本版ベビーマッサージが存在していました。ベビーマッサージという言葉こそないものの、小児あん摩という療法で、当時は体調がすぐれない時は治療として、元気な子供には病気予防として庶民に浸透していたそうです。対象となるのは乳児から小学生頃の子供たちだったそう。


この小児あん摩は中医学の小児推拿(すいな)にルーツを持ち、日本独自に改良された治療法です。現代のベビーマッサージとの違いは、国家資格を持つあん摩マッサージ指圧師がオイルを使用せず衣服の上からさする、撫でることで行います。


戦前の日本では、赤ちゃんを離さずおんぶ紐でおんぶしたり抱っこしながら畑仕事や家事を行なっていました。戦後になると「抱かない・触らない育児」が流行し小児あん摩は衰退していきました。


「抱かない・触らない育児」、今となれば間違った育児法と広く認識されていますが、いまだに「抱き癖がつくから…」という言葉を耳にすることがあります。


「抱き癖?いいんです!ついて」少し乱暴な言い方ではありますが、後々手のかからない自発的、自立的な子供に育てようと思うのであれば、胎児期から3歳くらいまではスキンシップをたくさん取ってください。母親や父親からの暖かな温もりと愛情あふれるお肌の触れ合いは、情動を司る側頭葉の発達を促し、心の安定を育みます。


このことに関して興味深い研究データがあります。

生後6ヶ月間①母ザルと離して育つサルと②母ザルと一緒に過ごしたサルとの発達状態の比較研究です。母ザルと一緒の子ザルは、体格が大きく賢そう、安心感があり顔つきも良い。一方離された小ザルは、体格が小さく遊ぶことが少ない、不安定な行動や出たがらない、顔つきが良くなく、おどおどしているが逆上することがある。といった特徴が挙げられました。


また犬の躾も生後3ヶ月は叱らず受け入れながら犬の手や鼻の周囲をよく触ることがコツだそうで、このように《触れる》ことが子供の成長にとって原初的で有効な方法と考えられます。


一昔前の「抱かない・触らない育児」で育てられた子供たちが愛情飢餓状態で諸問題を引き起こすようになり「抱かない・触らない育児」が見直され、脳と心の発達を育てるのはタッチコミュニケーション=ベビーマッサージと言われるようになりました。



脳科学者の中では、《脳を育てるのは愛情である》という学者もいるなど、幼少期に受ける愛情が脳の解剖学的・生理学的発育に関与することが報告されている。


さらに、タッチ・リサーチ研究所における厳密な方法により、ベビーマッサージの生理学的、生化学的、心理学的研究で、タッチすることが成長ホルモン分泌に影響を与えること、それが身体的発達を促し、さらには赤ちゃんのストレスを軽減させてQOLの増進にも有効であることが報告されています。さらにオイルを使ったマッサージがストレス軽減効果を高めることも判明しました。


他にも紹介しきれないほどの有益な科学的データが揃っているベビーマッサージ、習慣にしない方が勿体無い。さらにベビーマッサージは赤ちゃんだけでなく、トリートメントをする側(お母さん、お父さん、祖父母)にもいい影響を与えてくれるのです。それはまた次回のブログで。


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参考資料:Aromatopia 74

家族の絆とベビマ

アーユルヴェーダによるベビマ

ー愛情飢餓症候群への古くて新しいアプローチ


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