4回にわたりアロマセラピーの基本、精油についてご紹介しましたが、精油が何者かお分かりいただけましたでしょうか。正体がわかると今まで以上に愛着が湧きますね。

少しずつ精油について理解を深めてきましたが、植物から採られる精油、実際どうなってあの香りのしずくになるのでしょうか。今日は精油の抽出方法についてご紹介します。
その前に、植物のどこに精油があるかについてです。精油は植物の油細胞といわれる細胞に詰まっています。
山椒の葉をパチンと叩くと爽やかな香りがしますよね。これは叩くことによって、葉にある油細胞を壊して香りをだしているのです。この油細胞、植物によって葉に多くあったり(ローズマリー)、根に多くあったり(ベチバー)、と言った具合に植物によって存在する場所が違います。
植物によって精油の抽出部位が異なるのはこのためです。また同じ植物でも、抽出部位によって香りが違い、精油名が異なることもあります。(葉から抽出したらプチグレン、花から抽出したらネロリ)
さて本日の本題、抽出方法について。ここではとっても簡単な解説をしていきます。
①水蒸気蒸留法
②圧搾法
③溶剤抽出法