AEAJアロマテラピー検定1級範囲
原料植物:スイートマージョラム
別名:マヨナラ
科名:シソ科
学名:Origanum majorana
産地:エジプト、スペイン、チュニジア、フランス
抽出部位:葉
抽出方法:水蒸気蒸留法
特徴成分:テルピネン-4-オール
備考:
《植物のストーリー》
ギリシャ神話の女神、アフロディティがマジョラムに優しく触れたことで香りを持つようになったと言われる。オレガノで有名なワイルドマージョラムと区別するために、スイートマージョラムとも呼ばれており、幸せのシンボルとして新婚夫婦に贈られる。
古代より料理や医療に用いられており広く使われてきた。古代エジプト人は香水や軟膏、薬を作るために、古代ギリシャ人は死者の魂を平安にするために墓地にも植えていた。
「山の喜び」を意味する「oros」と「ganos」が由来となっているOriganum属は30種類以上のマジョラムが存在する。
《香りの特徴》
家庭的な温かみのある香りを持つ。ハーバル調と少しスパイスを感じる香り。心のバランスを調整つする働きが得意。無気力や不安、神経性疲労などからくる寝付きにくさなどに、芳香浴や部分トリートメントが良い。喪失感や孤独感を優しく埋めてくれる香り。
興奮状態や落ち着きのなさ、うわついた気持ちを優しく落ち着けることから、動悸、血圧が高めの方などの芳香浴も良い。意外にも神経性の咳、喘息、気管支炎、副鼻腔炎、精神性の頭痛、PMS、消化器系、関節痛、筋肉にも働きかける香り。
《利用法》
月経痛:希釈オイルでトリートメント
呼吸関係:蒸気吸入(熱湯に精油を数滴垂らし、蒸気が逃げないようタオルをかけながらゆっくり呼吸)
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