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精油と合成香料は何が違う?脳が香りを感じるしくみとアロマの働き

更新日:11月21日

こんにちは。Aroma life creator のしずかです。


アロマセラピーは日本語で「芳香療法」。

“療法” という言葉のとおり、香りが私たちにプラスの変化をもたらす理由があります。


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私たちの生活には、柔軟剤・芳香剤・入浴剤・化粧品など無数の香りが溢れています。


では 市販の香り(合成香料)と、アロマセラピーで使う精油(天然芳香成分)は何が違うのか?

この記事では、その疑問にお答えします。


仕組みを知ると、香りを“暮らしの味方”として活用したくなるはず。

まずは香りと深く関わる脳の働きから見ていきましょう。




1|脳は香りをどう感じる?

香りが鼻から入ると、鼻奥の「嗅上皮」という器官でキャッチされ、その情報は電気信号に変わり 0.2秒で大脳辺縁系へ届きます。


大脳辺縁系にある

  • 扁桃体 … 感情

  • 海馬 …… 記憶


ここで「いい香り」「嫌な匂い」の判断や、過去の記憶・感情が呼び起こされます。


そして近くにある

  • 視床下部 … 自律神経・免疫・体温・睡眠・ホルモンの中枢

  • 下垂体 …… ホルモン分泌の司令塔


ここにも影響が届き、身体が整う方向に動き始めます。


簡単にいうと…


香りは脳で認識され、ホルモン・自律神経・感情に変化を起こす。

だからこそ、香りは「生きるためのブレーキとアクセル」を握る部分に作用します。



2|香りがストレスに効く理由

過度なストレスは体内のバランス(ホメオスタシス)を乱しよく耳にする、

  • 自律神経の不調

  • 免疫力低下

  • ホルモンバランスの乱れ

を引き起こします。


精油の天然香気成分が 視床下部へ心地よい刺激 を与えることで、乱れたバランスが整いやすくなるのです。実際に精油とストレスの関係には、複数の研究結果が発表されています。



3|どの香りを選べばいい?

これも、本当によく聞かれる質問です。

私はいつも、こう答えています。

あなたが「好き」と感じる香り。

作用(リラックス、活性、ホルモン系 など)はあくまで参考。

脳が心地よいと感じることこそ、最大の効果につながります。

ぜひ知識で精油を選ばずに、感覚で選択してみてください。


そして女性は特に、28日周期の変化を香りの好みでキャッチすることができます。


・月経前はこの香りを好む

・排卵後はこの香りがしっくりくる


など、“自分のリズムの兆し”を精油が教えてくれることも。



4|精油と合成香料の違い

アロマセラピーで使う精油は 100%天然の芳香成分。

一方、市販の香り付き商品に多い「香料」は 合成香料 で、人が化学的に作った香りです。


両方にメリットがありますが、性質はまったく異なります。


⚫︎精油

  • 天然の植物由来

  • 酸化・劣化する(=生もの)

  • 心身に作用しやすい

  • 個人差に寄り添う香り


⚫︎合成香料

  • 人工的に安定させた香り

  • 劣化しにくく品質が一定

  • 強く香るものも多い

  • 敏感な方は刺激になりやすい


私自身、市販の芳香剤で頭痛が起こることがあり、天然の精油に切り替えたひとりです。



5|アロマは暮らしのスイッチ

精油は、脳の“本能と感情を司る部分”に直接届くもの。

だからこそストレスケアにも、自分のリズムを知るツールとしても大きな力を発揮します。


もしお家に使い方がわからない精油があれば、お気軽にご相談ください。

1本を使い切る頃、きっとまた新しい香りを迎えたくなっているはずです。

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