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今の暮らしに+アロマ

更新日:2024年7月27日

こんにちは、Aroma life creatorのしずかです。

アロマセラピーという言葉、日本語訳は芳香療法。セラピーというのですから、何かしら私たちにメリットがあるということは感じていただけると思います。


香りって私たちの生活に溢れていますよね。ファブリックスプレー、入浴剤、柔軟剤、芳香剤、洗剤、化粧品…、挙げると本当にたくさん。


それらと精油はどう違うのでしょうか。なぜ精油=アロマはいいと言われているのでしょう。


今回はその疑問についてご説明します。これを知ると、あなたもアロマを暮らしに取り入れたくなるはず。


まず香りと縁が深い、脳の一部、視床下部や下垂体について簡単に解説してから、カラダがどのように香りを感知し、結果どう変化するかについてご説明します。


 

《早読み》この記事で言いたいことは、

①天然の芳香物質は脳のストレス対応をしている部分に心地よく刺激を与え、ストレスで乱されたホメオスタシスのバランスを保つサポートをする。

②精油の香りによって得られる体感が異なり、自分の直感に従って選ぶと良い。

③合成香料は人が作り出した香り。アロマセラピーでは自然の植物から抽出した天然の芳香成分を使い、心と身体にアプローチし不調を整える。


 

私たちの脳はたくさんの器官で構成されています。脳の中心部分より少し下に位置するのが、視床下部。私たちの身体は、外部環境に影響されず体内を一定の状態に維持する性質を持っていて、それをホメオスタシスと呼んでいます。


視床下部はホメオスタシスのバランスを保っている、内分泌や自律神経、免疫機能の調整を行う生命維持に重要な役割を担当しています。そのほか体温調節やストレス対応、食事や睡眠などの生理機能も担っています。


その視床下部の先に位置しているのが下垂体。こちらは視床下部から出された指示でさまざまなホルモンを分泌・分泌を促すホルモンを出している器官です。

この2つの器官は、香りが体内に入ってきて情報を処理する器官(扁桃体と海馬)ととても近い位置に存在しています。


香りは空気中を漂い私たちの鼻へと入り、鼻の奥にある“嗅上皮”という粘膜を通ります。そしてその先にある嗅細胞の先端、“嗅毛”という器官に受容(キャッチ)されます。


すると香りの情報が電気信号に変わり大脳辺縁系に届きます。その間0.2秒。香りの情報(いい香りだな、嫌な匂いだ等)は扁桃体や海馬に届き記憶や感情を呼び起こします。いい香りは幸せな感情を呼び起こし、視床下部がコントロールしているホルモンの分泌や自律神経の働きに影響を与えます。

…難しいですよね、平たく言うと、“鼻から入った香り成分は脳で認知され、それによってホルモンバランスや自律神経が変化する”と思って下さい。

大切なのは“大脳辺縁系の扁桃体や海馬、視床下部に届く”という部分。“大脳辺縁系”は本能や感情を支配する部分です。視床下部や下垂体は体温調整やホルモンバランス、自律神経を調整するところ、生命維持に関わる機能の中枢です。つまり香りは、私たちが生きるために重要な制御部分に作用し影響を与えると考えられています。

過度なストレスはホメオスタシスのバランスを乱し、免疫力や自律神経、内分泌にも影響を与えます。ですがアロマセラピーによって視床下部に心地よい刺激を与えることで乱れたバランスを整え、ストレスケアにつながります。実際に精油を使った実験が行われていて、良い結果が出ています。


ここまでくると「どういう香りが良いの?」と思った方多いですよね。よく聞かれる質問です。これは私に聞かなくても、ご自身が1番よく知っています。自分が好き!と感じた感覚が正解。〇〇精油は××作用がある。といった情報を見かけます。間違いとは言わないけれど、あくまで目安。自分がどう感じたか1番大切なのです。



そしてその感情は日によっても変化します。この前はこの香りがよかったのに、今日はこの気分じゃない。よくあることです。


特に女性は28日周期で身体のリズムがあり、その変化を感じやすい。例えば、《月経前はこの香りが毎回好きだ。》ということを知っていると、《そろそろ近づいてきてるから今日はマイペースに活動しよう。》と自分の行動を無理のないように変えるきっかけになります。日々の変化を精油で感じ把握するのもアロマセラピーの楽しさの一つ。


最後に、アロマセラピーで使う精油は100%天然の芳香成分。香り付きのファブリックスプレーや柔軟剤、芳香剤の成分表をよく見てください。まとめて香料と表記されていると思います。こちらは人が作り出した合成のもの。精油とは全く違います。


私はよく《精油は生ものです》と言うのですが、精油は酸素と触れると酸化していき成分が変化します。紫外線や高温、湿気でも同じです。一方合成香料はそういった外刺激に強く、一定の品質や香りを保つことに長けています。どちらが良くてどちらがダメといいたいのではなく、メリットデメリットを把握して、選ぶことが大切です。


人によっては、香料にアレルギーを持っている方もいます。私もその一人。市販の芳香剤は頭痛や吐き気を感じることがあります。そんな方ほど、精油がおすすめ。精油は芳香浴以外にもたくさんの使い方があります。もしお家に使い道のない精油があるのであればご相談ください!1本使い切る頃にはまた新しい香りをお迎えしたくなるはず!



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