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20分で“自尊感情”が上がる?アロマトリートメントの“科学的効果”

  • 2月5日
  • 読了時間: 3分

更新日:2月12日

はじめに

自尊感情は「考え方」で変えるものだと語られることが多い。


しかし近年、身体介入によって“状態自尊感情”が変化する可能性が示唆されている。


本記事では、

短時間のアロマトリートメント(AT)が

状態不安および状態自尊感情に与える影響を検証した研究を整理しています。



アロマトリートメントを受けた人に起きた変化は、

リラクゼーションだけではありません。


心の深いところで、「自分を大切に思える感覚」が目覚めていく——そんな研究データがあります。


私がずっと伝えていることがあります。

アロマセラピーを「効率よく」「最大限に」体感できるのは、アロマトリートメントだということ。


実はこれ、感覚だけではなく“データ”でも証明されつつあります。


アロマセラピー学雑誌に掲載された研究では、

20〜105分のアロマトリートメントを受けた介入群は、わずか20分でも


  • 情緒の安定

  • 心拍の落ち着き

  • 自尊感情の向上


が見られたことが報告されています。


つまり、「ただ気持ちいい」「身体がほぐれる」

そんな表面的な反応だけではなく、

“私は私を大切にしていい”という感覚が、言葉ではなく身体から立ち上がる

ということ。


そしてこれは講師やセラピストの言語的な励ましではなく、

身体へのタッチ(ノンバーバル)によって自尊感情が底上げされる

という、非常に興味深い現象なのです。



アロマテラピー学雑誌 2016 年 16 巻 2 号 p. 42-51


研究概要

出典:アロマテラピー学雑誌(2016年16巻2号, p.42-51)


■ 対象

6名(同一被験者が条件を変えて参加)


■ 条件

・20分AT

・10分AT

・5分AT

・安静条件


■ 測定項目

・状態不安

・状態自尊感情


介入前後で心理尺度を測定。


結果

① 状態不安

→ 5分のATでも有意に低下。

短時間でもリラクセーション効果は確認された。


② 状態自尊感情

→ 20分条件でのみ有意に上昇。


5分・10分では明確な上昇は確認されなかった。



示唆されること

重要なのは、リラックスは短時間でも起こる。

しかし、


「私は大丈夫」という自己評価の回復には、

20分以上の持続的介入が必要である可能性が示されました。


つまり、


不安低減と自尊感情上昇は

同じメカニズムではない可能性があります。



なぜ20分なのか

私が仮説として考えたのは、


1. 自律神経の安定には時間が必要

副交感神経優位状態が安定するまでには数分では足りない可能性。


2. 触覚刺激と情動系の関与

持続的なタッチ刺激は、情動調整に関わる脳部位(扁桃体・前頭前野)へ影響を与えると考えられている。


3. 「安心」の形成プロセス

自己評価の底上げには、単なるリラックスではなく、

“安全感の持続”が必要である可能性。



補足

本研究はサンプル数が少なく、さらなる検証が必要である。


しかし、

“20分”という具体的時間条件で

自己評価に差が出た点は非常に興味深い。



結論

アロマトリートメントは


単なるリラクゼーションではなく、

状態自尊感情に作用しうる身体介入である可能性が示された。


これは、

「自尊感情は思考で変えるもの」という従来の枠組みに対し、

身体からのアプローチという視点を提示しています。



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