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【節気と香りの過ごし方:秋分/冬至編】

― 季節の転換点に、香りで「内側のリズム」を整える ―


日本の季節には、四季のさらに内側に「節気(せっき)」という、小さなリズムがあります。

秋分・冬至は、その節気の中でも“陰から陽”“陽から陰”へと大きく揺れていく節目です。

節気についての基本知識はこちらの記事も読んでくださいね。


私たちの体や心も、このタイミングで自然と変化します。

だからこそ、香りを「季節のスイッチ」として使うと、その時期特有のモヤ・疲れ・停滞感をふっと手放せるんですよね。



1|秋分:光と影のバランスを取り戻す香り


秋分は、昼と夜の長さが同じになる日。

ここからゆっくりと夜が長くなり、“静けさ”が日常に戻ってきます。


● 秋分におすすめの香りの使い方

・柑橘 × 樹木のブレンドで、深呼吸しやすい空気へ。

 レモン、グレープフルーツ、ホーウッドなどは、思考をすっきりさせつつ落ち着きも添えてくれる。

・夜は少しスモーキーな樹脂系で、内観モードへ。

 フランキンセンスやベンゾインは「内側の声」とつながりやすくなる香り。


秋分は“内観”の入り口。

頑張るより、ゆるめていく季節です。



2|冬至:陰が極まり、再び陽が生まれる節目


冬至は一年で最も夜が長い日。

“ここから光が戻ってくる”という意味から、古くから浄化や厄除けの風習が多い時期です。


● 日本の冬至と「柚子」

日本では冬至と言えば 柚子湯。

これは

・強い香気=邪気払い

・血行促進=寒の邪を祓う

・太陽の象徴である黄色

などが由来。


柚子は香りの精油としても、果皮や果汁としても、冬至のパワーを象徴する存在なのです。



3|冬至の香りの楽しみ方


● 精油として

・柚子

・マンダリン

・ラベンダー

・マジョラムスイート

を使うと、冷え込みからくる緊張や不安をほどいてくれます。

夜は柑橘+ハーバルで「柔らかい温度」を作るとすごく緩みます。


● 精油以外の“柚子そのもの”の楽しみ方

・柚子塩

切った柚子皮を塩に漬け込んでおくと、冬の鍋物・湯豆腐が一気に格上げされますよ。

・柚子蜂蜜

お湯で割ると喉に優しい飲み物に。お風呂上がりや寝る前、朝の柚白湯にも◎

・柚子味噌

焼きおにぎり・ふろふき大根でほっこり。

・柚子の保存シロップ(果汁+皮+砂糖)

炭酸で割ると冬のリフレッシュドリンク。



4|外国では冬至に何をする?

柚子は日本固有の果実なので、海外には柚子文化はほぼ存在しないけど…


● 欧米

冬至は

・キャンドル

・ハーブ

・スパイス

で「光の儀式」を行う人が多い。

オレンジピール、シナモン、クローブなど香りのある植物を“太陽の象徴”として使う。

太陽のエネルギーを感じるような習慣は文化圏は違えど同じですね。


● 韓国

柚子茶(ユジャチャ)は人気。

冬至の儀式ではないけど、“冬を温める飲み物”として定着。


● 中国

冬至の日は“家族の団欒”を象徴する日で、餃子を食べる風習が強い。

東アジアでは“温める食”がテーマになる点は日本と共通しています。


5|終わりに


季節は、ただ移り変わるだけではなく、私たちの内側にも静かに波紋を広げていきます。


秋分や冬至のような“季節の節目”は、少し立ち止まり、自分の内側を整えるための合図。


そして香りは、その合図を受け取るための小さなスイッチ。

忙しさの中でも、香りをひと呼吸取り入れるだけで心の温度や体のリズムがふっと整っていきます。


この季節ならではの香りの楽しみ方を、あなたの暮らしにもそっと取り入れてみてくださいね。

そのひとしずくが、静かであたたかな冬をつくってくれますように。


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