秋にゆらぐ肌を整える、季節のスキンケアガイド
- 勝田 静佳

- 2021年9月16日
- 読了時間: 3分
更新日:11月21日
空気が澄み、朝晩の風に少し冷たさが混ざる頃。
心も体もふっと落ち着き、自分のペースに戻れる季節が秋です。
でも実はこの時期こそ、肌トラブルが増えやすい季節。
夏の紫外線ダメージが“表面化”するのがちょうど秋だからです。
秋の肌はこんな状態になりがち:
くすみが気になる
ゴワつきやザラつき
肌が固い・疲れて見える
スキンケアの入りが悪い
乾燥が急に始まる
これらは、すべて “夏の名残” が表に出てきたサインです。

⚫︎秋の肌で起きていること
秋の紫外線を浴びた肌は、自分を守るために
角質層(肌のいちばん外側)が分厚くなる ようになっています。
問題は──
役目を終えた古い角質層がそのまま残りやすいこと。
すると…
肌表面がくすむ
ゴワつく
化粧ノリが悪い
ニキビの原因になる
全体が疲れた印象に見える
「秋のくすみ・秋のゴワつき」は、“古い角質が残りやすい”季節性の現象なのです。
⚫︎秋のスキンケアのポイントは2つ
① 古い角質だけを丁寧にオフすること
乱れた角質をそのままにして保湿しても、浸透が悪く、肌が進まないまま冬を迎えてしまいます。
やさしい角質ケアを取り入れ、肌の呼吸を整えましょう。
② 大きさのそろった角質細胞を育てること
「粒がそろった角質層」=「しなやかで潤いを抱えられる肌」。
冬の乾燥を乗り切るためには、この“育てるケア”が欠かせません。
角質細胞を生み出す基底細胞は、
毛細血管からの栄養で育ちます。
だからこそ──血流がカギ。
⚫︎今日からできる、秋の“巡り”スキンケア
1|湯船に浸かる(血流UPの基本)
夏はシャワーで済ませていた人ほど、
秋の今こそぜひ湯船習慣へ。
・体が温まる
・毛細血管が開き栄養が届きやすくなる
・肌のターンオーバーが整う
・自律神経が安定しやすい
肌も心も整う、秋の最強ケアです。
2|炭酸パックで肌の“起きる力”をサポート
炭酸の作用で血行促進 → 老廃物の排出を後押し。
都度作るタイプがおすすめ
理由:作り置きや既製品は炭酸が抜けている場合があるため。
3|落とすケア → 賦活ケアの直後に保湿を入れる
角質ケアや炭酸で肌が“受け取りモード”のうちに
すぐ保湿へ移行するのが大事。
基本の秋スキンケア導線
やさしく角質ケア
炭酸など賦活ケア
すぐにフローラルウォーター
乾く前に希釈オイルで軽いマッサージ
必要ならクリームでフタ
香りのあるケアを入れることで、
肌だけではなく心もふっと落ち着きます。
4|秋に向く精油については別記事で詳しくまとめます。
芳香蒸留水(フローラルウォーター)や、角質ケア・巡りケアに向く精油については
専門記事として改めて整理しますね。




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