愛の「慣れ」と抜け出せない心のしくみ
- 勝田 静佳

- 1月4日
- 読了時間: 3分
―― なぜ人は痛い関係ほど離れられないのか
私がアロマサポートや伴走型の相談を受ける中で、
よく耳にする悩みがあります。

「愛されてないのに離れられない」
「苦しいのに、その人じゃないとダメだと思ってしまう」
「優しい人が怖い」
「抜けたいのに抜け出せない」
これは決して“弱さ”でも“性格”でもありません。
実は脳のしくみ・愛着のパターン・幼少期のセルフイメージ
によって説明できる、とても人間的な反応なんです。
1|人は「慣れた痛み」の方が安心だと錯覚する
脳は「予測できるもの=安全」と判断します。
だからたとえ
・怒る人
・冷たい人
・束縛する人
・都合のいい時だけ優しい人
でも、“こう言ったらこう返ってくる”というパターンがあると
脳はそれを 安心 と認識してしまいます。
逆に、
あなたを大切にしてくれる人、
誠実で優しい人、
無条件に愛してくれる人の方が怖い。
それは“優しさが未知だから”。
知らないやさしさの方が、危険に感じてしまうんです。
2|依存は弱さではなく「愛の土台不足」
依存してしまう人は、自分が弱いのではありません。
ただ、子どもの頃に経験するはずの
「私は愛される存在だ」という感覚
が十分に育つ機会が少なかっただけ。
無条件で守られる経験が少ないほど、
大人になってから“壊れた愛”をつかんでしまいやすくなります。
愛されることに慣れていないから、
受け取れなくなる。
これが依存の根っこ。
だから、「抜けられないあなたが悪い」
ではなく、
心が頑張って守ってきた結果でしかない。
3|抜け出す唯一の鍵は、“自己価値の回復”
外からどれだけ
「やめなよ」
「逃げた方がいいよ」
と言われても変わらないのは、
本人の “自己価値” が戻らない限り
選ぶ力が育たないから。
逆に言えば、
「私は愛されていい存在」
が腹の底から戻った瞬間、
選ぶ相手が自然に変わります。
・傷つける言葉が刺さらなくなる
・緊張しない人を選べるようになる
・優しさが怖くなくなる
・“頑張る愛”を手放せる
これは知識じゃなくて、心の奥の回復なんです。
4|予防がいちばん大事
虐待やモラハラの関係で悩む人の多くは、
幼少期に「私は愛される価値がある」
を十分に知らないまま大人になります。
だからこそ、
子どもに“無条件の愛”を知ってもらうことが
一番の予防。
そして大人になった今の私たちも、
自分自身に“価値の感覚”を育て直すことはできます。
わたし自身も育て直した人です。
そして香りはその回線を開きやすいツール。
体と心はいつでも“安全”を学び直せます。
最後に
どれだけ過去が痛くても、
どれだけ依存しても、
どれだけ苦しい選択をしても。
✨ あなたは愛されていい存在です。
✨ あなたは選んでいい存在です。
そしてその感覚が戻ることこそが、
依存から抜ける最初の一歩になります。
私は香りの力と伴走という形で、
その“気づきの回線”を開くお手伝いをしています。


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