なぜ精油に虫除け作用があるのか。
- 勝田 静佳

- 2022年11月13日
- 読了時間: 3分
更新日:2025年11月21日
私は、1人目の子どもが生まれてから特に、「肌につけるものの成分」が気になるようになりました。
ベビー用品のパッケージには《オーガニック》《◯◯フリー》といった表示が多く並びますが、成分を調べていくと、実際には多くの添加物が使用されていることに気づきます。
そこから私は、できるだけ自然由来・ナチュラルな成分のものを選ぶようになりました。
とくに虫除けスプレーに含まれる「ディート(忌避剤)」が気になる方は多いはず。
厚生労働省は一定の条件下で安全としていますが、使用ルールが細かく定められています。また、海外の研究ではディートの神経系への影響を示唆する報告もあり、データ自体に不備はあるものの “グレーゾーン” と感じる方も少なくありません。
私自身もその一人で「より自然で、天然成分だけで作られた虫除け」を探すようになりました。

■なぜ植物は“香り成分(精油)”を作るのか?
精油は、植物が自ら作り出す芳香成分です。
動物のように移動できない植物は、この香りを使って自分の生存戦略を実現しています。
甘い香りで昆虫を呼び寄せ、受粉を助けてもらう
熟した果物の香りで鳥を誘い、種子を遠くに運んでもらう
葉を守るため、苦味・刺激のある成分で虫を遠ざける
カビや細菌から身を守るため、抗菌作用を持つ香りを作る
植物は何万年も前から、香りを“命をつなぐツール”として使ってきました。
だからこそ、精油には生命のエネルギーがぎゅっと凝縮されている──
アロマセラピーとは、その叡智を私たちが借りる自然療法なのです。
■虫除けに役立つ精油の代表例
すべての精油に虫除け効果があるわけではありませんが、一般的に忌避作用が知られているのは以下の精油です。
シトロネラ
ゼラニウム
レモンユーカリ
ラベンダー
ミント
レモングラス
ベチバー
レモン(ゴキブリ対策として有名)
精油の魅力は「1本の精油が複数作用を持つ」こと。
たとえば夏の汗が気になる時は、
ミント → 肌をクールダウン
レモングラス → 消臭
ラベンダー → 肌の整え・香りの調和
この3つをブレンドするだけで「虫除け × デオドラント」を兼ねた夏の万能アイテムになります。
■“マニュアル通りにいかない”のが精油の本当の面白さ
香りは、人によって体感が大きく変わるため
「この悩みには絶対この精油!」とは言い切れません。
だからこそ、
基本知識を知っておく
自分の感覚や直感を信じる
香りを通して体の声を聞く
こうした積み重ねが、自分に合った精油を見極めるコツになります。
■虫除けジェルという新しい選択肢
虫除けアイテムといえばスプレーが定番ですが、
実は「コロナ禍で余っている消毒ジェル」もとても優秀な基材になります。
● スプレーのデメリット
・塗りムラができやすい
● ジェルのメリット
・塗布範囲がわかりやすい
・肌に密着しやすい
・捨てるはずのものを再利用できて環境にも◎
ジェルで作る場合も、精油の“濃度”には必ず注意してくださいね。




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