役割を生きてきた人が、自分自身に戻る時
9月20日
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私は長い間、役割の中で生きてきました。
娘として、組織の一員として、誰かのサポート役として。
周囲から求められる役割に徹することが、
誠実であり、それが私自身だと、疑うこともなく思っていた時期がありました。

でも役割は、着替えることができる服のようなものです。
着続けることはできるけれど、それ自体は私そのものではない。
けれど役割と自分が一致している間は気づきません。
でも少しズレを感じ出した時に、
「あれ、私はどこにいるんだろう」という感覚が生まれます。
役割を降りることは、裏切り行為ではありません。
「私はこういう人間です」という輪郭を取り戻す方法の一つです。
ただ勘違いしてほしくないのは、
自分自身を保ちながらも、役割もこなすことができる。
自分軸を持ちながら役割も全うすることは、矛盾しないということ。
自分に戻る時は、劇的な変化の中にあるとは限りません。
ある日、相談をしなくなった。
ある日、罪悪感なく断れるようになっていた。
ある日、自然と自分の意見を伝えられるようになっていた。
気づくと、肩肘はらず、気張らず過ごせていた。
そういうものだと、思っています。



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