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普通が、ものたりなく見える日

10月5日
読了時間: 1分

小説には、いくつもの起伏があります。


困難があって、乗り越えて、成し遂げる。

挫折で終わる物語は、あまりない。


私たちは、小さな頃から、アニメ、ドラマ、ゲームなどで、

そういうストーリーをたくさん浴びて育ちます。


大抵何かを達成して終わる。


それ自体は、悪いことではありません。

そういう話は人を鼓舞するし、憧れは前に進む原動力になる。


ただ一つ、そのレンズをつけたまま自分の毎日を見ると、

困ったことが起きます。


何も起きない1日が物足りなく感じる。


特別な達成のない日々が、色褪せて見える。


もっと小説の主人公のような劇的な出来事がないかと、今の自分の人生をなんとなく過ごしてしまう。


物語が描くのは、人生のほんの一部を切り取って、劇的に編集したもの。


主人公の、変わり映えしない努力の日々、何でもない何万日は描かれない。


派手さがないことと、価値がないことは、違います。



頭でわかっていても、心が追いつかない日もあります。


これは結論ではなくて、一緒に考えたい今月の問いです。

なぜ私たちは、普通の暮らしを、物足りなく感じてしまうのか。


今月はその理由を、少しずつ辿って行きたいと思います。

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