香りが育つまで。ブレンドアロマが生まれるプロセスと哲学
- 勝田 静佳

- 2023年10月31日
- 読了時間: 2分
更新日:2025年11月21日

私はアロマセラピストとして、精油を使ったセルフケアと「心の軸を整える香り」を提案しています。
もともとは、過去の体調不良がきっかけでアロマとハーブ療法に出会いました。暮らしに取り入れるうちに症状が落ち着き、“香りは心と身体の回復のスイッチになる” と実感したことが、今の活動へと繋がっています。
アロマセラピーは、トリートメントからアロマクラフト、ブレンドデザインまで幅広い領域で、日々の暮らしやメンタルの土台を整えてくれるもの。その中でも私は 「香りをデザインすること」 に強く惹かれ、今はブレンドづくりを中心に活動しています。
今回は、私が新しい香りをつくるときに大切にしていることを、少し共有させてください。
1|香りの中に “ストーリー” を感じること
ブレンドの世界は、ただ好きな精油を混ぜれば良いわけではありません。
映画や小説と同じように、香りにも 主役 がいて、
その主役を引き立てたり、広げたり、まとめたりする 脇役 がいます。
・主役の魅力を際立たせる香り
・まとめ役として全体を調和させる香り
・個性派としてアクセントをつくる香り
日頃からそれぞれの精油の個性に向き合い、
「この子はどんな役割を担えるだろう?」
と観察することが、良いレシピ制作に繋がります。
2|ブレンドには “目的” と “テーマ” を持たせること
テーマがないブレンドは、着地点が見えず、香りの軸も定まりません。
私は必ず 「どんなシーンで使ってほしい香りか」 を最初に決めます。
・どんな時に手に取る香り?
・どんな心の状態に戻すための香り?
・どんな風景や質感をまとわせたい?
浮かび上がる情景に精油を重ねながら、香りの物語をつくっていきます。
ブレンドアロマは “新学期のクラス” に似ています
ブレンド直後は、精油同士がまだ馴染まず、新学期のクラスのように「個々が独立」している状態。
ところが時間が経つと、お互いが落ち着き、クラスにまとまりが出てくるように、香り全体がひとつの世界観をつくり始めます。
だからこそ、レシピ制作には時間がかかりますし、同じテーマでも何パターンも作って比較します。
実際には、納得できなくてお蔵入りする香りもたくさんあります。
皆さまに届く香りは、その中で厳選された “物語のあるブレンド” です。
どうか、香りが紡ぐ小さな世界を楽しんでみてください。
Chamomilla Nature のブレンドアロマは《shop》よりご覧いただけます。




コメント