関わり方を、選ぶ
- 2 時間前
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生きていると、必ず他者との関わりが発生します。
これは避けられるものではありません。
一方で現代の日本では、
他者との関わりを極端に嫌がったり、
避けたりする人がいることも事実です。
それは、自分と世界の境界線がわからなくなるほど
ベッタリと関わる以外の方法を知らなかったり、
自分を守る境界線を持たないまま疲弊してきた大人が
少なくないという現実でもあります。
4月は「社会との距離」「自分と世界との境界線」について書きました。
これまでの記事を読んで、
実際に試された方もいらっしゃるかもしれません。
けれど、
しっかり自分軸に基づいて判断しているはずなのに、
・相手に伝わっていない
・気づけば関わっている
そして後から疲れだけが残る。
そんな経験ありませんか。

多くの場合、「選択を間違えた」からではなく、選んだつもりになっているだけ
という点にあるのかもしれません。
私たち大人の世界では、
好きだから引き受ける。
嫌いだから距離をとる。
こんなふうに、
感情だけで割り切れる場面は多くありません。
関わり方は、感情ではなく、
条件、役割、持続性で見る必要があります。
そして、疲れを何倍にも増幅させてしまうのが、
「ゼロか百か」の思考です。
・引き受けるなら全部
・関わるなら全力
・少しでもできないなら、断る。
この思考が、自己犠牲と疲弊を生み出します。
本来、関わり方には、
濃淡、段階、期限があって当然です。
選択することは
「責任を持つこと」よりも
「条件を持つこと」の方が大切です。
条件をつけることは、逃げではなく、
持続可能性を確保するための判断です。
・責任を背負う前提で立たない
・条件を明確にして関わる
・永久契約にしない
この関わり方の条件を整えると、
これまでと同じような違和感が出てくるかもしれません。
・冷たくなった気がする
・以前ほど役に立てなくなった感覚
・関係が薄くなったような不安
けれど、これらは何度もお伝えしている通り、
自分の立ち位置が更新された証拠です。
もしこの条件を整えること自体が難しい場合
「今回は見送る」と判断することもあります。
流されて関わり、
しんどくなって蒸発してしまうより
はるかに誠実な選択です。
関わり方を選べる人にも、共通点があり、
・自分の限界を把握している
・役割と自分を分けている
・代替可能な位置に立てる
・関係を“維持するため”に入らない
関係をコントロールしない人ほど、関わり方を選べています。
限界を知っているからこそ、
沈まない形で役割を果たせるのです。
自分を潰してしまう自己犠牲の特性を知り、
距離を保ったまま関われる思考を身につける。
他者のスピードに飲まれず、
自分に合った関わりを選ぶこと。
4月は、「他者とどう距離を取るか」ではなく、
自分がどこに立つかを決め直す月でした。
そう感じていただけたなら、
この一連の記事は役目を果たせたのだと思います。




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