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ホメオスタシスとアロマセラピー | 香りが整える“生命のバランス”とは?

更新日:2025年11月21日


アロマセラピーを学ぶと、最初に必ずといっていいほど登場する言葉があります。


それが 「ホメオスタシス(恒常性)」


私たちの生命を一定に保つための“バランス維持システム”のことです。


日本ではアロマ=リラクゼーションというイメージが強いですが、世界では医療の補完として活用している国もあります。

もちろん日本では医療とは明確に分けられていますが、近年はアロマの有用性を認めて臨床の現場に取り入れる医師がいるのも事実です。


ただし、アロマセラピーを“万能”と捉えるのは危険。

西洋医学とアロマは得意分野が異なり、

必要に応じて両方を選び取る「統合医療」の視点が大切です。


そのためにも、まずは私たちの体がどのようにバランスを取っているのか知っておきましょう。


1|ホメオスタシスを支える3つのシステム

私たちの体は、外の環境に関わらず「ちょうど良い状態」を保とうと働き続けています。

その中心となるのが次の3つ。

  • 自律神経系:交感神経・副交感神経の切り替え、内臓・筋肉の調整

  • 内分泌系:ホルモンを分泌して体を調整

  • 免疫系:ウイルスや病原体から体を守る防御機能


これらは独立しているのではなく、どれか一つが乱れるとほかにも影響が連鎖します。

そしてこの3つ全体を指揮する司令塔が 「視床下部」 です。



2|視床下部とは?生命維持の“総合司令室”

視床下部は、脳の中央部にある小さな器官ですが、役割は非常に重要です。


  • 自律神経の中枢

  • 体温調整

  • 食欲・満腹の調整

  • 血糖値・血圧の調整

  • 体液バランスの管理(免疫にも関係)

  • 下垂体のコントロール

  • サーカディアンリズム(体内時計)の調整


これらはすべて、生命維持に欠かせない働きです。


視床下部は「大脳辺縁系(本能・感情の領域)」と隣り合っています。

つまり、「好き・嫌い」「快・不快」という感情の情報がダイレクトに視床下部へ影響します。


例えば、長期間の騒音ストレスが心身を疲れさせるように、

「不快」が続くと視床下部の働きも低下し、体のバランスが崩れるのです。



3|“快”を感じることは健康のスキル

このストレス社会で、常に「快」を感じるのは簡単ではありません。

考え方の癖を整えたり、自分に合う習慣を身につけたり、努力が必要なこともあります。


そこで役に立つのが 香り=アロマセラピー。


⚫︎香りは視床下部に最短ルートで届く

視覚や味覚はまず理性の脳(大脳皮質)で処理されますが、

嗅覚だけは違います。


匂いの情報は、大脳皮質を経由せずに視床下部へ先に届く。


そのため香りは、

  • 感情(快・不快)

  • 自律神経

  • ホルモン

  • 免疫


これらをつかさどるホメオスタシス全体に影響を与えると考えられています。


「快を見つけることが苦手」

「気持ちの切り替えが難しい」


そんな方でも、自分にとって“心地よい香り”を嗅ぐだけで、

視床下部にポジティブな刺激を届けられます。



4|アロマセラピーが“ただの癒し”を超える理由

このような脳の仕組みから、アロマセラピーは単なるリラクゼーションではなく、


心・身体・神経のバランスを整えるサポートとして役立てられている のです。


香りは「快」の入り口。

心地よい香りを見つけることは、自分のバランスを取り戻す大切な手段のひとつになります。

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